「優、くん?」




璃咲も優のただならぬ様子に気付いたっぽい

恐る恐る口を開く

すると、優の殺気が消えた





「はぁ...」

「あの、白樺くん?どういうこと...?」




璃咲を問い詰めていた子の1人が手を少し挙げて言う

周りで他の子たちも頷いていた




「だから、乗り換えなんてありえないって言ってるんだよ」

「...根拠は?」



おお、....ええと。よし、めがね1くん、よく言った

私も気になるなー?




「璃咲が嫌がっても、もう離さないって決めたからだよ。俺が」




璃咲を腕に閉じ込めて優が堂々と言い放つ

あら、素敵♪




「えっ、と....つまり?」




まさか、という顔してみんなが優を見つめる

璃咲の顔は、....真っ青だ

ん?なんで?あれ、赤くするところじゃないの?




「俺が、璃咲の彼氏。」




そう言ってウインクを飛ばす優

だけど、その目は絶対譲らないからね?って言ってる

なんとも恐ろしい...!!


そして...





「...んっ!」