「お待たせ!渡瀬さん」

「ううん。全然」

私達は、隣に並んで歩き始める。

夢のようだ。

「でも、仲良くなれたみたいでよかったね」

「うん。みんな、いい子ばかりだよ」

「だよね。俺もそう思う」

そういえば、誰かと一緒に帰るのって、恭太と以外
初めてだ。