(愛してるわ…流生)

この声……は?

(わたくしも愛しております)

なんで俺の名を?

(しって……る)

誰だ?この女は

(姫様…姫様…姫様‼)

(そんなにな…かないで?)

(私…嬉しいの…貴方に愛されて)
(こんな体でも好いてくれて)
(あ…ありがとうねぇ)

この女の身体…腐って…るのか?
でもなんだか気持ち悪くならない
なんだかとても…悲しくなる

(姫様!!!!わたくしめを…)
(独りにしないでください…‼)

(大丈夫、ルイが忘れなければ)
(私は貴方の側にいるわ…)

(どうか来世でも)
(わたくしめを見つけてください…)

(わか…た…来世でも)
(私だけを…愛してね?)

(もちろんでございます)

ルイ「はっ!!!…夢か」

下で俺を呼ぶ母の声

そしていつも通り朝飯を食い
いつも通り学校へ行く

あの夢は一体…

すごく悲しくて悔しくて
愛おしかった

??「るい!!!!」

ルイ「リン…おはよ」

リン「おはよぉ!」

幼なじみで恋人のリン
いつも元気で少し男勝りな
可愛い彼女だ

リン「あ、今日お昼」

ルイ「タクとモミジと四人だろ?」

リン「そうだよ‼忘れないでよね‼」

学校に到着して
めんどくさい授業を受ける

するといつの間にか
お昼の時間になってたいて

リン達は俺の周りに
集まってきた…