「よーい。スタート!」


この声と同時にみんな走り出した。


「向日葵ー、学校の周り何周走んの?」

「知らね」


侑が聞いてきたけど

先生の話なんて聞いてなかったから何周走るなんて知らない。

俺らいつまで走るんだろーなー。

だいたい5周ぐらいだろうなー。

そんなことを考えてたら

もう2周も走っていた。

隣をみても侑の姿はない。

多分つかれたんだろうな。


前をみると誰かが倒れていた。

誰だ?!

「ひ、姫華…。」


姫華が倒れていた。

体力あるほうだから頑張ったんだな。

俺はお姫様抱っこというのをして保健室まで走った。