「美春らしいな、自転車忘れるなんて」
「ごめんね、明日も仕事なのに遠出させちゃって」
「いいよ別に、ドライブと思えば平気だから」
竣くんの部屋を出て、自転車を置いてきてしまった店舗まで車で送ってくれることになった。
「普通のママチャリだろ?
シート倒せばたぶん載せられるから、美春んちまで送るよ」
「えっ、でも悪いよ」
「もう夜だし、そこそこの距離走るのは危ないだろ」
「はい、すみません・・・」
「わかればよろしい」
ニヤッと笑う竣くんは、私と一緒にいた時と変わらなくて、安心した。
「私ね、自分でもよくわからないけど、情報紙で竣くんを見た時、なにがなんでも今すぐ竣くんに会いに行かなきゃって思って、店員さんに聞いたの。
でも、竣くんはもう結婚してるかもしれないし、誰かとつきあってるに違いないと思って、めちゃくちゃ不安になって。
何やってるんだろう私、って後悔した」
「ごめんね、明日も仕事なのに遠出させちゃって」
「いいよ別に、ドライブと思えば平気だから」
竣くんの部屋を出て、自転車を置いてきてしまった店舗まで車で送ってくれることになった。
「普通のママチャリだろ?
シート倒せばたぶん載せられるから、美春んちまで送るよ」
「えっ、でも悪いよ」
「もう夜だし、そこそこの距離走るのは危ないだろ」
「はい、すみません・・・」
「わかればよろしい」
ニヤッと笑う竣くんは、私と一緒にいた時と変わらなくて、安心した。
「私ね、自分でもよくわからないけど、情報紙で竣くんを見た時、なにがなんでも今すぐ竣くんに会いに行かなきゃって思って、店員さんに聞いたの。
でも、竣くんはもう結婚してるかもしれないし、誰かとつきあってるに違いないと思って、めちゃくちゃ不安になって。
何やってるんだろう私、って後悔した」


