「花火、すごかったな」
私が落ち着いたのを見計らって、斉藤さんが話しかけてきた。
「そうですね」
「美春ちゃん、口がポカーンって開いてたけど」
「えっいやだ、ほんとですか?」
「冗談だよ、ごめん」
いつも、私を楽しませてくれる斉藤さんと一緒にいる時間が増えていくたびに、少しずつ竣くんのことを思い出す時間が減っていっている気がする。
このまま、斉藤さんと一緒にいても、いいのかな。
竣くんを、過去の人にしても、いいのかな。
「また来年も、それからもずっと、ここの花火を見に来よう」
斉藤さんは、私の目をまっすぐ見て、約束してくれた。
「・・・はい」
「はい、ってことは、俺とつきあってくれるってこと?」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、末長くよろしくな」
つながれた手を、今まで接してきた斉藤さんを、信じようと思った。
私が落ち着いたのを見計らって、斉藤さんが話しかけてきた。
「そうですね」
「美春ちゃん、口がポカーンって開いてたけど」
「えっいやだ、ほんとですか?」
「冗談だよ、ごめん」
いつも、私を楽しませてくれる斉藤さんと一緒にいる時間が増えていくたびに、少しずつ竣くんのことを思い出す時間が減っていっている気がする。
このまま、斉藤さんと一緒にいても、いいのかな。
竣くんを、過去の人にしても、いいのかな。
「また来年も、それからもずっと、ここの花火を見に来よう」
斉藤さんは、私の目をまっすぐ見て、約束してくれた。
「・・・はい」
「はい、ってことは、俺とつきあってくれるってこと?」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、末長くよろしくな」
つながれた手を、今まで接してきた斉藤さんを、信じようと思った。


