『あっそだ。英語の課題やって来てないんだよね。海羅頼むっ!』

「オレもやって来てねぇ……。海羅頼むっ!」


そう言って顔の前でパンッと手を合わせて海羅を拝む


「仕方ないなぁ〜」


そう言ってノートを手渡してくれる海羅は実は学年2位の実力を持つ程頭が良い



可愛い、頭が良い、運動も出来る

の三拍子を持つ海羅に惚れるなんて当たり前だ



真司は中学の頃から

付き合って、別れて、付き合って、別れて

しかも告白は女の子からさせる

の繰り返しだから今回も直ぐに海羅が落ちて告って付き合って別れてなんだろーなとか思ってたのが甘かった

今回は「告白はオレからする」なんて言ってたし、本気の顔だった


はぁ………なんにも取り柄のない自分がやんなるなぁ