夕立に会いましょう



ひゅ、と、息を呑んだ。

そんな様子に、歩くんはくすりと悪戯っぽく笑った。


「そういう反応されると、期待しちゃうんですけど」


首から上、……ううん、全身が熱い。

そんな反応ってどんな反応なんだろう、とか。
貴女だけを見つめるって、どういう意味か、とか。


考えても、ふわふわと纏まらずにほどけてしまう。


「っっっ、今日は、帰るっ!」


とりあえず、色々考えたくて鞄を持って店から出る。