どき、と心臓が大きく脈打った。 「……歩、くん?」 周りの空気が、何だか違う気がする。 意外と、歩くんとあたしのとの距離が近くて。風の匂いがふんわりとこっちまで届いて。 分からないけれど、何かを期待するような。 ちょっと擽ったいような、そんな気持ちが、胸の中で広がって。 「……向日葵の花言葉、知ってますか」 ふっと、歩くんが一歩下がる。 色々ありますけど、と前置きをしてから、 「私は貴女だけを見つめる、です」