ちらちらとさっきから視界に入る黄色い何かが気になって、歩くんに尋ねる。
「あ、気付いちゃいました?」なんて苦笑してから、ソレをあたしの前に差し出して。
「はい、向日葵です」
ここに来る途中に見つけて、夏妃さんみたいだなと思ったら買ってきてしまいました、と。
太陽を求めて、大きく伸び伸びと咲いた向日葵。向日葵の黄色がなんだか凄く眩しい。
「やっぱり、夏妃さんには向日葵が似合う」
目を細めて向日葵を見ていると、上からそう言葉が降ってきて。
見上げれば、パチリと視線が合う。
「元気で綺麗で、明るくて。一緒にいてこっちまで元気になってきて」

