「店主さん、羽島くん、今日はありがとうございました! また明日、ここに来ますね」 「えぇ、待ってるわ」 「また明日、会いましょう……あ、っと。」 扉の前で再度お礼を言って頭を下げると、 羽島くんに、手招きされる。 なんだろう、と近付くと「耳を」と言われる。 言う通りに耳を傾けると、コショコショと話し出した。 「やっぱりプレゼントは、ゼラニウムが喜ぶと思います。 ついでに、あの人の話なんか聞いてあげて下さい。 それが一番嬉しいと思うので」