夕立に会いましょう



「今日はサービス。孫とも仲良くしてくれたみたいだし、ね」


これは全部タダであげる、とパチリとウィンクをした。



「いえいえ!お金払います!お世話になったのに、そんな事出来ません!」


「いいの、これは店主からの囁かなプレゼントなんだから」



でも、とあたしが食い下がると「じゃあ、またここに来て頂戴な」と。


「……分かりました」



良いのかなぁ、と思いながらも頷いた。

というか、そんな事せずともあたし、明日からここに通うつもりだったし。


やっぱり払います、とは言えなかった。

……店主さんが、なんだか凄く嬉しそうで、幸せそうで、何も言えなくなってしまった。