『…で、昨夜の手抜きの原因は何なの?』


アイボリーは俺をほっとく気がないようだ。


昨夜俺は《サイト》南側の古物問屋ロドリゲスの屋敷に忍び込んだ記憶を反芻する。


納得いかない仕事ぶりだった。