通常歩行速度で進む私は、記憶にある地図と類似性のあるパターンを検索していた。


地面の起伏と星の位置に若干のズレはあるものの、この世界は私がいた世界の可能性が高いと判断された。


小さな街を抜け、街道を西へ。


記憶にある《サイト》より大きな都市へと行き着いた。


要の宝物を納めた施設に見覚えがあった。