位相空間に存在するソウルには本物だけが持つ、私のソレにはない命の輝きがあった。


人造人形(ホムンクルス)にないほとばしる輝き…。


やはり、邪魔者は私の方だ。


あくまで、想像による推測だったが真実を暴く必要性が感じられない。


それでも、枯渇した魔磁伽琉のチャージが最優先にかわりない。


窓辺に近寄り、そっと遠りを伺う。


とりあえず現地調査に向かうため、私は夜の街に降り立った。