『まぁ…世の中、そんなものよ。甘くないってことかな♪』


がっくりうなだれる俺を残して、アイボリーがその場を離れる。


意味ありげな表情で、ぽんぽんと俺の肩を叩くのを忘れない。


この人で無し〜!


って、叫びたいが、元から人で無いし…。


そして、夜は更けていった。