それに……。
「天星先輩!」
「ん?」
「ありがとうございます…」
「おお……。良かったな……。
また俺に家まで送ってもらえるぞ」
「えっ? あの…その感謝じゃなくて…」
「ああ。マネージャーを続けられる事の感謝もか」
「それももちろんありますが…」
「まだあるのか?」
「今日…。
今日…学校に来てくれて…ありがとうございます……。
熱が出て休んだと思って心配だったので……」
嬉しいです……。
「な…何…ですか?」
一瞬で私の目の前が天星先輩の顔だけになった。
「何って、俺が昨日言った事忘れたのか?」
天星先輩の顔が少し近づく。
「触らせてやるって…言っただろ?」
ー終わりー