「いいな? 明日…」
「嫌です…。私…辞めたくありません…」
「ダメだ。辞めろ…」
「嫌です!
辞めたくありません!!!」
天星先輩はタオルで髪をふくのを止めると、私を見る。
「水形…。
分かってるのか? 俺が忘れ物を取りに来なければ…死んでたかもしれないんだぞ?」
「分かってます…」
「なら…」
「分かってますけど…私は…水泳部のマネージャーをやりたいんです…」
「水形!」
「私は、水泳部のマネージャーをやりたくて、永輝高校に入ったんです。
だから…辞めるなんて嫌です!!」
死にそうになったけど…諦めたくないんです!!!
「プールに落ちないように、気をつけて行動しますから!!
辞めろなんて…言わないで下さい…」