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私が中学3年生になって、蓮センパイが高校2年生。



中学3年生と言えば、そう……受験という地獄の試練が待っている……。



正直、私はお兄ちゃんと違って頭が良くない。




けど……



「お兄ちゃん、私お兄ちゃんと同じ高校うけたい。」




そう言うと、お兄ちゃんはとてもびっくりしたような顔をした。



けど、すぐに


『いや、お前…、本気で言ってんの?』



と、反対してきた。


まあ、確かに、私はお兄ちゃんが通ってる高校に届くほど偏差値も高くないし、受かる気なんて全然無いけど……。



「だって……、蓮センパイいるし……。」




ついつい口を滑らせて言ってしまったけど……これが本心だった。