ばあちゃんの家には、次の日に、行く事になった。




俺らの荷物というと…


赤十字からの寄付の布団や洋服だけ。




「勉強道具だけでいいから後はみんな置いて行きなさい。」





俺は、死んだ妹、弟の遺骨と位牌をそっと鞄につめたんだ。





だって…家族だろ?



置いてくなんて、俺には出来なかったんだ。











俺らはまた、住み慣れた、元の土地に戻ってきた。