「お前達はまだまだ、小さいから。
これから、ばあちゃん達と暮らさないかい?

このままだと、また、施設に入る事になるけど。

カズキはどうする?」










正直…


あの時の俺はどうでもよかった。


施設にさえ、入ってもいいと思ったんだ。











でも…












弟、妹の事を考えると…



施設なんて考えられなかったんだ。







たったひとつの…


俺の居場所を…










この手で壊す事は









出来なかった…