【by優】

「…zzz」
俺が終わっていた頃には、佳代がなぜか寝ていた。
そこで、タイミングが、良いのか悪いのか。
智が部屋から電話をしに、出ていった。
__ ぷに
うおっ、柔けっ
ぷにぷにぷにぷに
「んー?」
お?起きちまったか?
「ぎゅー、まったく、滝は可愛いなぁ」
顔が赤くなるのが、自分でも分かった。
(弟かよ!あークソ可愛すぎんだよ!)
__ ガチャ
ドアが開く音がした。
「優…何してんだよ。」
「おー智、助けろ。」
「優、嬉しそうだな。」
「ちげーし、てか智、お前いつ佳代に告白すんの?」
「それは、こっちのセリフだ。」
「まぁ、いつも滝に邪魔されてばっかだけどねー」
「それな」
俺達は、つい吹き出した。
「でもあいつ絶対シスコンだよな」
「おっ、優もそう思う?俺もそう思う。」
「絶対、佳代ん家行ったら佳代の隣にいるよな!」
「そうそう。」
そんなこんなで俺達は、佳代からもらったシュークリームを食べることになった。
「なんじゃこりゃ、クソうめぇ」
「今度俺も買いに行こっかな?」
「んーむにゃむにゃ、智くん、優くん幸せそうだね!」
と、笑顔で言った。でも、寝言だった。
(こいつ、いつまで寝てんだよ!)
「智、俺こいつつれて帰るから」
「おう、頑張れー」
そして俺は、佳代をおぶって智の家をあとにした。
佳代は、おぶる時にちょっと目が覚めてたけど、もうろうとしてたから覚えてねーだろうけど。
「優くん優くん、後ろ向いて!」
「んー?」
後ろをむくと、キスが、落とされた。