「これで、新入生代表の挨拶を終わります。ご清聴ありがとうございました。」
要約、俺のつまらん挨拶が終わった。
「そして、俺から一言 新入生...
本気で魔法師を目指したなら 何時でも茨の道だと思え。
けど、素晴らしい魔法師を目指してくれることを...俺は願っている、以上だ。」
夏樹のこの言葉で、温和かな周りの空気が
一瞬で冷たい氷のような緊張が伝わった。
周りを見ると、それぞれ真剣な表情をしていた
その事に 俺は感心した。
皆、魔法師になりたいという意志が見えた。。
そもそも 魔法師とは、、、
数人しかなれない 魔法界の頂点なのだ。
けど、なれたからと言って...けして安全ではない
寧ろ 危険が常に付き纏う
命を落とした人も少なくもないのだ。
だから、半端な気持ちではなれないが
ここで魔法師への知識を付けて
これからの未来を決める場所でもある。
簡単じゃないからこそ、この学校も厳しい
選抜された中から推薦され...
更に、難問試験でようやく合格できるのだが
この後 行われる魔力・身体測定でクラス分けがされる。
S~Dクラスまで有り、Sクラスなれるやつは
かなり少人数になるが 皆は頂点を目指し
もうこの瞬間から 下克上戦争が始まっているのだ。
だけど、俺は 魔力とかそれなりに高いから
手加減をどうしようか 現在考え中なのだ...。。
「では、これにて入学式が終わります。
20分後に 魔法強化室に集合してください、解散!」
こうして、入学式が終わり
皆が向かう方向とは逆に 会う約束をしているので
約束の場所へ向かう事にし
会場を後にした。



