魔法師なのに、モデルの仕事をしているのは まぁ....カモフラージュというのもあるけど





本当は....妹の凛響の夢を叶えるためだ。





凛響は 小さい頃から体が弱くて
外にも出られない 運動も制限されていた

凛響の唯一の心の支えが
ファッション雑誌だった。




「こんな可愛い服、私も着てみたい!」




「それなら モデルという職業がぴったりだな。」




「モデル?」




「そう、そこの雑誌に載っている人たちのことだよ。」





それから ファッション雑誌に夢中で
常に 目を輝かせていた。




モデルになるため、治療にも
ファッションやメイクの勉強を頑張っていた。






だけど、両親が亡くなり....




それから 凛響の病状が急に悪化し
もう手の施しようがない状態まで弱った。







昏睡状態が 1ヶ月も続き
もう限界に近かった頃........





ちょっとだけ目を覚まして







「お兄ちゃん....モデルになりたかったな。。




お兄ちゃん、、辛いことがあっても
諦めないで 笑顔で頑張って。」







凛響はその一言を残し この世を去った........。。