「....り....澪凜!」






.......ん?



誰かの声に、俺は目を覚ました。





「....海成(ミナリ)?」




「おはよう、そろそろ学校に着きますよ。」





寝惚けた脳が要約、はっきりしてきた
ここは 海成の車の中だということに気付いた。





「魔法師専属高等学校...」




「あっ、澪凜。夏樹さんが式典が終わったら 理事長室に来いと、さっき連絡が来ました。」





「わかった、ありがとう。」






俺は、海成の伝言を聞きながら
服や髪を整える等 身支度をしていた。