暫く 5人それぞれが勝手に話してたけど
無視を貫き通していた 俺と翠春に痺れを切らしたらしい。




露木に 苛立ちの雰囲気が漂う。


割と短気だなと、気楽に考えていると...








「お前ら、何者だ...?」




何者...ねぇ。。



絶対 明かす訳にいかないのだ
これは 俺らの*Secret Inclination*




―――・・・秘密の計画なんだから...







「君たちに 話す義理ないし、しかも...何様のつもりなわけ?」




痺れを切らしたらしい 翠春は
いつもの穏和な言葉使いから



一変し、急に荒くなった。


こいつも 割と短気なんだよなぁ...翠春。





「さっき、クラス表を見た。」




「悠真を抜かして、13万と15万という結果が只者じゃないという証拠だから。」





何こいつ、自分が1番優れてるとでも思ってんのか?



そうなら、どんだけ自惚れていて
この世界を 舐めてんだろうか...考えただけで
腹立たしい。





「別に、上に上がいたって不思議ではないじゃん?」




「まぁ、結果が出てると言うことは間違えではないのですが。



只々、先生達が 前代未聞だと騒いでいたので。」





おいおい、一応 教師だろ...
最高値なんだから その数値が出る可能性もあるのに
何故、そんなに驚くのか理解出来ん。





「実際にいるんだから、それが証明だろ?」





悔しそうな表情する、露木と柚本と瀧崎。

冷静なのは、柏葉と真田だ...流石 冷静沈着コンビ
少しは 見習えば?と



心の中で 毒を吐く
俺は 密かに有意義に楽しんでいた。





(相変わらず、見かけに寄らず怖っ。。)





昔から幼馴染みの翠春は
表情を見て そんなこと思ってたなんて


澪凜本人は知らない。