車椅子の君との恋。

彼女とのバトル?があった日から
俊貴の死角になる位置から
睨まれることもなくなってた。

むしろ俊貴が私に話しかけると
どこかへ行っちゃう感じで
明らかに何かあったんじゃないかと
思うような雰囲気だったのに
その原因とも言える本人はあまり
気にしてないのか、気づいてないのか
普通に話しかけてくれてた。

だけど私が3年生になって受験勉強や
面接練習とかで忙しくなると
自然と会話することもなくなって
校内で会っても挨拶を交わすくらい。

受験も終わって、高校合格した頃には
また前みたいに会話することも
増えたけどあまり会話も弾まなくて
一緒にいるのがなぜか辛かった。