「なんか……感謝しきれません。」






私は自分の手当てを真剣にやってくれている彼を見て、そんな言葉が出てきた。






「ふっ、なんだよ急に。」






「こんな惨めな女性にここまでやってくださるなんて…ありがとうございます。」







「じゃあ、お礼してくれる?」






「それはもちろんです!」




私がそう言った途端……






彼は手当てを辞めて、そのままソファに私を押し倒した。






「え……あのー?」






「お礼…してくれるんでしょ?」





そう言って彼はニヤっと笑みをうかべた。