『「べっ…くしゅっ」』 二人してそのままソファで寝てしまったせいで鼻をすする。 チラリと爽太を見れば 『ん?』 といつもと変わらない優しい笑顔の爽太で。 私を映し出す瞳に、昨日感じたものはなかった。 私は躊躇したものの気になって仕方がない、昨日のことを切り出そうと 「あ、のさ。爽太…。昨日」 と気まずい気持ちで爽太の顔色を伺う。 すると、考える様に眉間にしわを寄せ