月「よしよし、そんな泣かないの
すぐ終わるからね」

俺の腕の中でグズグズしている
実をどうにかなだめて
ベッドに寝かせる

ずっとここに居るわけにはいかない…
俺も仕事が山ほどあるんだよ
ごめんな……

元気だから
今にもベッドから降りそう…

空「ごめん、よろしく」

月とバトンタッチ

実「空兄、、行っちゃダメ……」

ぎゅっと白衣を掴まれた
行かないといけないんだよ

空「大丈夫、ちょっと頑張ったら
すぐお部屋帰れるからな」

頭をポンポンして
ニコッと笑って診察室をあとにする

扉を閉めた瞬間
実の泣き声が聞こえたけど
ここで戻るわけには行かない…