「ずっと、好きだったんだぞ、あほ。」



あたしの初めて口に出した気持ちは、
この静かな教室に吸い込まれた。




どのくらい時間が経ったのだろう。



しばらくぼーっとしていたあたしは、静かにつぶやく。




あたしは、ばかだ。



なんで好きな人の応援なんて、しちゃったんだろう。



「あたしの、ばか」