「っは……触って、もっと……」 そう言いながら、白戸さんの手が俺の手を絡めとって首筋に触れる。 「……砂川くんってば、一体どういう教育をしてるんだか」 男を誘う声も、セリフも、表情も。 その全てが砂川くんが覚えさせたものなのかと思うと真っ黒い感情でいっぱいになる。 全部めちゃくちゃにして塗り替えて、俺で染め上げてやりたい。 「誰にも渡したくない大事なものなら、誰も触れないようにしまっておかなくちゃダメだよ」 この場にはいない男に向けてそうつぶやいて、白い肌を隠す洋服に手をかけた。