夢物語~不思議な話短編集~【短】

スラスの全員が、こちらを見たがそんなのはお構いなく教室を飛び出したのだった。


『愛美!愛美どこ行くの?何もないよ?愛美!?』


私は、そのまま逃げ続けていた。どこまでも遠くに・・・ただひたすらに・・・。



そして、人通りが多い大通りのところまで来た。


「ここまでこれば、大丈夫だよね?」


そのときだった。



『おい、あれなんだ?』


『人だわ!人がいる!!』


『危ないぞ!!!!』


皆はビルの上のほうを見ていた。


そのときだった。私の上に影が出来た。そう思ったら、ものすごい衝撃とともに私の意識はなくなっていった。


最後に紗弓の声が聞こえた気がした。


『だから、どうなっても知らないって言ったでしょ?これで、やっと変われる・・・おにいちゃんのところに帰れる・・・次の鬼はあなたョ。』