夢物語~不思議な話短編集~【短】

でも、誰かに似ている気がした。


『じゃぁ、私が知っている怖い話をしようか?』


『うん、して。良いでしょ?愛美。』


「あ、うん・・・良いョ。」


『ただし、これを聞いておかしくなっても知らないから・・・ふふっ・・・。』



紗弓はそう言って、私のほうをにやりと笑ってみてきた。そして、そのまま話し始めた。



『この学校にある、一番大きい鏡があるでしょ?全身が写る・・・その鏡の前で、”追いかけっこしましょ”。って言うの・・・。



・・・・そうしたら、鏡に向かって一人でじゃんけんするの・・・・。直感で感じた奴を出せば良いの。・・・一度そうしてしまったらね、追いかけっこは始まってしまうの。



その、鬼から逃げ続けられれば、勝ちになるの・・・・。



どれくらいかは、・・・・知らない。きっと、一生つかまらなければ勝ちョ。