『ねぇ、ひまぁ~恋話もあきたぁ~。誰か、面白い話してぇ~。』


友達と、恋話をしていたからだった。でも、それももうねた切れになってきていた。そのとき誰かが話をし始めた。


私の運命を変えてしまう話を・・・・・。



『ねぇ・・・知ってる?この近くにある、ショッピングセンターの一部に霊が出るってうわさ・・・・。』



『あ、それ知ってるぅ~。おばあさんが出るってうわさでしょ?』


『えっ、違うョ。若い男の人だってぇ~。』


『昔、戦死した人が出るんじゃなくて!?』


みんな恋話にあきていたので、怖い話にはすぐ飛びついてきた。


だが、皆それぞれデマのものがほとんどらしい。


所詮うわさはうわさだろうと思い、私は普通に聴いていた。