気づいたら、私は暗闇の中にいた。



何も見えない・・・・ここが、どこかもわからない。



私が、誰なのかさえも・・・・・。



私は、歩き続けた・・・道なき道を・・・一生出られることの無い暗闇の中を必死に明かりを探して歩き続けたのだった。



一人ぼっちで暗くてこわい闇の中で・・・・・・・・。






〔にやぁぁぁぁぁ~~~ん〕



遠くで猫の泣き声と、鈴の音が聞こえた気がした。



【チリリリーン】



―――END―――