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「姫様ーっ！！！起きてください！遅刻ギリギリですよ～っ」
侍女のベルが怒鳴っている声が聞こえてくる。
「べ、ベルぅっ…あと五分だけぇ……」
あたしの抵抗むなしく、ベットから引きずり下ろされた。しぶしぶ制服に着替え、朝ごはんのトーストをかじる。あーあ、朝からほーんと災難…まぁ、毎日こんな感じなんだけどね…。

あたし、ミラ！ここ、魔法界の中でも光の魔法を司る光の国"ミラーレイン王国"のプリンセス！あたしの名前はこの国がまだ小さな国だった時につけられた名前なんだって。あたしのママは美人で頭も良くて魔法界1の光の魔女。それに比べてあたしは顔もごくフツーって感じだしテストなんていつもらくだい点ばっかり。魔力は光の一族ママと特別なチカラをもつパパゆずりのものすごいのがあるって、昔言われてたなぁ…、パパには1度もあったことない…死んじゃったらしい。
「姫様ｰｯ！！」
こんな事言ってる家にもう時間になってる！？
あたしは急いでホウキにまたがり学校の方角へホウキを走らせた。