「は、はい!自転車あるので…」
私が答えると、
無言で窓が閉まった。
「冷たい人だな、少しは心配してくれたのかなって思ったのに…」
私はブツブツ文句を言いながら家に帰った。
もちろん家に帰れば、
『どこに行ってたの!?連絡しなさい!』
と母親から怒られるわけで…。
そして私は少し冷えた体を温めにお風呂に入った。
お風呂から上がるとお母さんから、
「ちょっと話があるから座りなさい。」
と言われた。
またさっきのことで説教されるのかな。
もう…うんざりだよ~
けど、その話の内容は私の人生を変えるくらい重大なものだった。