____ある日、
相澤家にお客様がやってきた。
それは、
雄星くんの婚約者。
「遠藤 秋佳(えんどう しゅうか)です、初めまして。」
そう言って私に挨拶をする。
身長は私よりも小さく、目はクリっとしていて、髪は栗色。
誰がどう見ても、惚れてしまうような容姿だ。
「初めまして、お手伝いの水原 愛華と申します。」
私もそんな秋佳さんに挨拶を返した。
すると2階から、
「愛華~、ちょっと来い。」
雄星くんの声が聞こえた。
現在、この家に奥様がいない為
つい、いつもの癖で、
「わかった~」とタメ口で雄星くんに返事をしてしまった。