「雄星!新しいお手伝いさんが来たの。」



雄星さん…って言うんだ。



ん?そう言えばこの前海で会った男性も雄星って名前だったような………




まさか。





「愛華ちゃん!こちら弟の雄星です。」



そう言って恵美さんが紹介した人は、




私の予想通りの人だった。





「ども。」



そう言って軽く頭を下げる雄星さん。




あれ?私のこと覚えてない……?





じゃ、こっちも知らないふりしておこう。




「初めまして!水原愛華です。これからよろしくお願いします。」




私がお辞儀すると、それを無視して雄星さんはどこかへ行ってしまった。