____ある夏の日




「愛華~ ちょっと手伝って!」





「今行くー、お母さん。」





私の家はとても貧乏だ。



父はいない、お母さんと2人暮らし




でもそんな生活にも慣れた。





「この弁当、〇〇さんの所に届けてくれる?」





「わかった!」





私のお母さんは弁当屋をやっている。




私の学校が休みの日はこうやって母親の弁当屋を手伝っている。





「う…なんでこんなにも外は暑いんだろう。」





お弁当だから急いで届けないと腐れてしまう。





私は自転車で注文してくれたお客さんの自宅へ急いだ。