あの夏休みの出来事も遠く感じるようになった頃。
新学期に入った。


結局あのあと

ー『 遥!!どこにいたの?!』
『ごめん!ごめん!友達と話しててさ ! 』
明らかなにかあった顔をしている。
だってめっちゃニヤニヤしてるもん。
男か。男なのか!!!!!

『 友達ってだれ』
『 大雅(たいが)君』

はあ……。

『 まったく……イケメンとっ捕まえたのね。』
『そうなの~!意気投合しちゃってさ〜 〜〜……』

話が長すぎてほぼ聞き流してしまった。

ごめんよ遥。
それより私は足が痛いんです……




それをお構い無しに遥は大雅君の話を延々と話したのであった。