自販機で飲み物を買い、戻ろうとした時……

ーパリンッ
!!!!!!

「いったあ……!!」

落ちていたガラスの破片を踏んでしまった。
血で真っ赤に染まったサンダルは、古くて半分壊れかけていた……


もう最悪……。
怖い人にぶつかるし、ガラスの破片踏むし……なんなの。。

1人しゃがみ込み落ち込んでいると……

「君、大丈夫?!?!」
「へ?」

上から聞こえた声に驚き、見上げると
1人の男が立っていた。

「足!血だらけじゃん!立てる?!」
「大丈夫です……ありがとうございます。」

立とうとして、地面に手をついたとき手を掴まれた。

「待って、水。かけるから」
……

ーパシャパシャッ

「いっ…………」
「痛い?」

痛いよっっっ!!!!!
染みるぅうううう、!!!!!

「っ……だ大丈夫です」
本当はめっちゃ痛いけど……。
「よし!OK!」
「あ、ありが……」

お礼を言おうとして、顔をみると……

はっ!!!

助けてくれた彼はさっき海でぶつかってしまった怖い男の人だったのだ。


え……嘘でしょ。
立とうとしても力が抜けて動けない……