俺達は浅瀬で遊んでいた。


ードンッ

「いってぇ。」
「あっ。すみません!!!!」

隣で遊んでいたであろう女とぶつかってしまった。
正確にはぶつかってきた。

その女は慌てて頭を下げ、一緒にいたもう一人の子を置いてどこかに走り去った。

「ちょ、杏奈?!まってよ!!」

おいおい、置いてっていいのかよ……

まあ……いい。
俺には関係ない。