今日は先生の誕生日。
マネージャーで教室の飾り付けやクラッカーの準備をしていた。
部活が終わり部員が教室に集まってくると、
キャプテンが先生を呼びに行った。
先生が教室に入ってくると、みんなでクラッカーを鳴らし歌を歌ってお祝いした。
先生はとびきりの笑顔で凄く喜んでる。
私はどれほどこの日を楽しみにしていただろうか。
この日のために毎日色んなことを考えて、日々の授業も頭に入らないくらい、先生のことで頭がいっぱいだった。
周りの部員達は、私が先生を好きなことを薄々気付いている。
誰よりも張り切って今日のサプライズの準備をしていたから。
本当に良い友達を持ったなと思わせてくれるバドミントン部の仲間達。
最後に集合写真を撮ることになった時、私は遠慮して後ろの端の方に立っていた。
すると部員たちが、
「音が先生の隣に行きな〜!」
そう言って私を先生の隣に誘導した。
恥ずかしくてドキドキして、だけど凄く凄く幸せで、私の中で一生忘れられない大切な時間になった。