11月。
毎年この頃になると新人戦大会が行われる。
会場までは全員でバスで向かう。
先生の隣の席は基本空いているけど、私はさりげなく先生の隣に座った。
先生は先に乗ってずっと外を眺めてる。
バスが出発してもずっと外を見てる。
「先生。」
「うわ!音っ...!」
私が先生を呼んだら、先生は凄くビックリしたみたい。
そんなにビックリしなくても良いのに。
私と先生は、会場に着くまで眠りについていた。
帰りのバスも、私は先生の隣に座った。
行きのバスとは全く違い、皆は試合で疲れているのかほぼ全員が爆睡している。。
(私も寝ようかな…。)
そう思って眠りについた。
しばらく時間が経って目を覚ますと、
耳元で寝息のような音が聞こえる。
横を見ると、先生の顔がすぐそばに!!
ドキドキしたけど、嬉しくて、私はまた寝ることにした。
先生の肩にもたれて。