あたしは何者

備え付けられていたのか、ドアが開く音がした。


「ほぅら、ご飯と、お風呂、歯磨き、おトイレの時間だよ~。すべて10分以内で済ませてね」


妙に甘ったるい声の男が、ひょっこり顔を覗かせている。


男はおぼろげにこちらへ向かってきて、鎖を外してくれた。