最近どうも寝起きが悪い
理由は俺が毎日みてる夢のせいだ
その夢には必ずかこがでてくる
泣いているかこ
笑っているかこ
踊っているかこ
苦しそうなかこ
今日は特にひどい
内容はなぜかあやふやだけどとりあえず夢の中の俺は大胆すぎるってこと
あくびをしながらトボトボ歩いて学校に向かう
もう何人もの人に追い越されている
人通りが減ってきて俺の目の前に見慣れた奴の後ろ姿がみえた
仕方ないから声でもかけてやろうか
俺以上にゆっくり歩くそいつの名前を呼ぼうとしたとき後ろからこれまた見慣れた奴に追い越される
とし…?
かこの近くにきたらとしは速度を緩め いかにも自然を装って声をかけた
「かーこ。おはよ。」
「おはよおー」
あれは寝てるな
そんな様子を見せられてもまだまだ余裕な俺はかこの眠そうな声をきいて微笑んだ
でも、ちょっと待てよ、
何あいつとしのこと見つめてんだよ…
「寝癖レア~」
じっとみつめていた真面目な顔をへらって崩して笑う
「ピンポーン!滅多にないだろ?」
あんな可愛い顔されてもとしはなんでもないように返事をする
慣れてるだけか?
俺、全然だめじゃん…ちょっと複雑…
「昨日やっぱり聞かれたよ」
「あーやっぱ?」
かこは朝あんなに機嫌が悪いのにとしとだけは会話してる
1年のときから思ってるけど何でなんだろうな…
「じゃあもう付き合ってるフリする?
ニセカノ。」
なにいってんだ?
ふたりが付き合ってるフリ?
「なにそれー?」
「んー特にメリットないけど…」
「いいね 楽しそうじゃん」
違う
これはとしがそんなこと理由に一緒にいたいだけ
かこが答える度になぜか俺は傷付いていく
「やろうよ それ」
こうして俺の目の前でふたりのカレカノの "フリ" はあっさり決まってしまった
「じゃあ…はい。」
差し出されたとしの手を少し照れてみつめる
笑いながら手をだして…
俺の目の前でふたりの手はしっかり繋がって…
俺はこれを約3日は眺めていた
理由は俺が毎日みてる夢のせいだ
その夢には必ずかこがでてくる
泣いているかこ
笑っているかこ
踊っているかこ
苦しそうなかこ
今日は特にひどい
内容はなぜかあやふやだけどとりあえず夢の中の俺は大胆すぎるってこと
あくびをしながらトボトボ歩いて学校に向かう
もう何人もの人に追い越されている
人通りが減ってきて俺の目の前に見慣れた奴の後ろ姿がみえた
仕方ないから声でもかけてやろうか
俺以上にゆっくり歩くそいつの名前を呼ぼうとしたとき後ろからこれまた見慣れた奴に追い越される
とし…?
かこの近くにきたらとしは速度を緩め いかにも自然を装って声をかけた
「かーこ。おはよ。」
「おはよおー」
あれは寝てるな
そんな様子を見せられてもまだまだ余裕な俺はかこの眠そうな声をきいて微笑んだ
でも、ちょっと待てよ、
何あいつとしのこと見つめてんだよ…
「寝癖レア~」
じっとみつめていた真面目な顔をへらって崩して笑う
「ピンポーン!滅多にないだろ?」
あんな可愛い顔されてもとしはなんでもないように返事をする
慣れてるだけか?
俺、全然だめじゃん…ちょっと複雑…
「昨日やっぱり聞かれたよ」
「あーやっぱ?」
かこは朝あんなに機嫌が悪いのにとしとだけは会話してる
1年のときから思ってるけど何でなんだろうな…
「じゃあもう付き合ってるフリする?
ニセカノ。」
なにいってんだ?
ふたりが付き合ってるフリ?
「なにそれー?」
「んー特にメリットないけど…」
「いいね 楽しそうじゃん」
違う
これはとしがそんなこと理由に一緒にいたいだけ
かこが答える度になぜか俺は傷付いていく
「やろうよ それ」
こうして俺の目の前でふたりのカレカノの "フリ" はあっさり決まってしまった
「じゃあ…はい。」
差し出されたとしの手を少し照れてみつめる
笑いながら手をだして…
俺の目の前でふたりの手はしっかり繋がって…
俺はこれを約3日は眺めていた