「うわーっ!かこぉー!!」
「あ、とし…」
峯岸 堵志(みねぎしとし)
凄く優しくて面白い お兄ちゃんみたいな存在
まさか2年連続で同じクラスだと思わなかったらしく凄くテンションが上がっちゃってる…。
あたしの席はとしの左
そしてあたしの左が……しんやだった。
「そういえばかこはもう学級委員しないの?しんやと」
としが私の方を向き急に何かと思えばその話か…
教室に入ってからいろんな人に同じ事を言われてる。
「あたしは~…「する?」
しないよ。って答えようとした私の言葉を掻き消した後ろから聞こえた声に思わず振り返った。
「え…?」
「またしよう?一緒に。」
-------------------
去年の秋
『ねぇかこ?好きじゃないならこれ以上しんやに近付かないでくれる?』
教室が予想しない三角関係に熱くなる。
『なんで?』
あたしの意味深な答えにどよめきがおきる。
『いつまでもしんやといるのやめてよ!』
『なんで突然そんなこと言われなきゃなんないの…』
『かこのせいで私の努力が無駄になる…私のほうが好きなのに…』
演技…?
「うわ、荒井さん泣いちゃったよ…」
荒井さんが涙をひとつこぼしただけで一瞬にしてあたしが悪者になった。
『だからなんだっていうの?あたしが邪魔してる?』
ジリリリリリリリ
『私はただの友達だし…巻き込まないで…!』
ジリリリリリリリ
-------------------
気がつけば始業式の次の日の朝だった。
「なんだ、夢か…もう去年のことだよね…」
なんかあたしあのときひどいことしちゃったなぁ…
「あ、とし…」
峯岸 堵志(みねぎしとし)
凄く優しくて面白い お兄ちゃんみたいな存在
まさか2年連続で同じクラスだと思わなかったらしく凄くテンションが上がっちゃってる…。
あたしの席はとしの左
そしてあたしの左が……しんやだった。
「そういえばかこはもう学級委員しないの?しんやと」
としが私の方を向き急に何かと思えばその話か…
教室に入ってからいろんな人に同じ事を言われてる。
「あたしは~…「する?」
しないよ。って答えようとした私の言葉を掻き消した後ろから聞こえた声に思わず振り返った。
「え…?」
「またしよう?一緒に。」
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去年の秋
『ねぇかこ?好きじゃないならこれ以上しんやに近付かないでくれる?』
教室が予想しない三角関係に熱くなる。
『なんで?』
あたしの意味深な答えにどよめきがおきる。
『いつまでもしんやといるのやめてよ!』
『なんで突然そんなこと言われなきゃなんないの…』
『かこのせいで私の努力が無駄になる…私のほうが好きなのに…』
演技…?
「うわ、荒井さん泣いちゃったよ…」
荒井さんが涙をひとつこぼしただけで一瞬にしてあたしが悪者になった。
『だからなんだっていうの?あたしが邪魔してる?』
ジリリリリリリリ
『私はただの友達だし…巻き込まないで…!』
ジリリリリリリリ
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気がつけば始業式の次の日の朝だった。
「なんだ、夢か…もう去年のことだよね…」
なんかあたしあのときひどいことしちゃったなぁ…