4月8日 始業式
あたし、藤原 可故(ふじわらかこ)13歳
今日から中学2年生に進級する。
「おはよー!」
振り向くと小柄な女の子があたしに駆け寄ってきてた。
「おはよう、まいちゃん」
この子の名前は、南 舞菜(みなみまいな)
部活も同じダンス部の頼れる親友
「かこちゃん?早くしないとクラス分けの看板、見れなくなるよー?」
「あ、あぁごめん!」
予想通り混んでたけど、人の波にもまれながらなんとか看板を見ることが出来た。
17…18…19…あった…2組だ。
20…21…22
「あ!うちも2組だよ!?」
23…24……
「今年こそかこちゃんと一緒がよかったんだよねー!」
意識してるわけじゃないのに
目が勝手に探してしまう、その名前を…
「し、んや…」
「え?何?」
「な、なんでもない!」
そう、始まりはあの日から…
あたし、藤原 可故(ふじわらかこ)13歳
今日から中学2年生に進級する。
「おはよー!」
振り向くと小柄な女の子があたしに駆け寄ってきてた。
「おはよう、まいちゃん」
この子の名前は、南 舞菜(みなみまいな)
部活も同じダンス部の頼れる親友
「かこちゃん?早くしないとクラス分けの看板、見れなくなるよー?」
「あ、あぁごめん!」
予想通り混んでたけど、人の波にもまれながらなんとか看板を見ることが出来た。
17…18…19…あった…2組だ。
20…21…22
「あ!うちも2組だよ!?」
23…24……
「今年こそかこちゃんと一緒がよかったんだよねー!」
意識してるわけじゃないのに
目が勝手に探してしまう、その名前を…
「し、んや…」
「え?何?」
「な、なんでもない!」
そう、始まりはあの日から…